
とりあえず、頭の中で想像してみる
想像したことを、絵や文字にして紙に書いてみる。それが、私にとってとても楽しい時間です。頭の中にふわっと浮かんだイメージや、まだ形になっていない考えを、そのまま手を動かしながら外に出していく。絵にしてみたり、文字にしてみたり、そのときの気分で自由に表現します。
うまく描こうとか、きれいにまとめようとか、最初から完成形を目指すわけではありません。ただ思いつくままに、思考を巡らせながら書いていく。その過程そのものが面白いのです。
けれども、文字をザーッと勢いよく書いてしまうと、あとで読み返したときに「これは何て書いてあるんだろう?」と自分でも分からなくなることがあります。自分で書いたものが自分で読めないという、なんとも不思議な現象です。
書いている瞬間は確かに意味が通っているのに、時間が経つと解読不能になっている。これはなかなか放ってはおけません。せっかく頭の中を整理しようとして書いているのに、読めなければもったいない。だから最近は、もう少しゆっくり、丁寧に書くことを意識しようと思っています。
絵を想像して描いてみる。浮かんだ言葉を文字にして書いてみる。そうすることで、頭の中が少しずつ整っていく感覚があります。考えているだけではぐるぐる回ってしまう思考も、紙の上に出してみると、輪郭がはっきりしてくるのです。
自分が何を思っているのか、何に引っかかっているのか、どんなことに興味を持っているのか。書くことで初めて気づくことも少なくありません。だからこそ、こうして記事にしているのも、頭の中を整理したいという気持ちがあるからです。
別に難しいことを書く必要はありません。立派な意見や深い考察でなくてもいいのです。その日に思ったこと、ふと感じたこと、想像の中で遊んだこと。できる範囲で、素直に書いてみる。それだけで十分意味があると思います。
想像すること自体も楽しいですが、実際に手を動かすという行為もまた、脳にとって良い刺激になります。指先を使い、ペンを走らせる。その動きとともに、思考も自然と前に進んでいく。想像+絵+文字。それに加えて、振り返りや気づきも生まれるのですから、一石二鳥どころの話ではありません。
これは決して自分だけの楽しみではないはずです。頭の中の思考を整理しておくことは、あとから過去を振り返るときに大きな助けになります。「あのとき自分は何を考えていたのか」「どんなことで悩み、どんなことにわくわくしていたのか」。記録があれば、そこに立ち返ることができます。記録するというのは、未来の自分への贈り物でもあるのかもしれません。
自分だけの想像ブックをつくる。そこには上手も下手も関係ありません。他人の評価も必要ありません。ただ、自分の頭の中にあるものを、素直に置いていく場所。ページをめくれば、そのときどきの自分に出会える。
そう考えると、なんだかとても素敵なことに思えてきます。これからも、ゆっくりでもいいから、想像したことを絵や文字にして書き続けていきたい。そんな時間を大切にしていきたいのです。