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Pokémon LEGENDS Z-A ⑧ 遠距離技でスマートに戦いたかったハナレ。

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今回は遠距離でスマートに戦いたい彼をピックアップした。
彼はどこかキザな部分があるが、心の底に潜む、なにか恐怖みたいなのを感じたんだ。

そこで彼に問いだしてみることにした。



※このストーリーはフィクションです、本編とは関係ありません。







彼は

最初に勝負を仕掛けたときは、どうもいけすかない男だと思った。
スマートにふるまっている、いかにも強そうな雰囲気を醸し出している。

まずは、名前を聞いてみた。これは社会人にとってのマナーみたいなものだ。
彼の名前は「ハナレ」という。あなたは、この名前にピンと来るだろうか?
ハナレとは、漢字で書くときっと「離れ」と書くのだろう。

どんな理由でハナレと名付けるのか、親も遠距離攻撃を主に戦っていたのだろうか。
だが、戦うのはあくまでもポケモンだ。トレーナーではない。



ハナレはこんなことを言った。
「相手に近づいて泥くさく戦っちゃうタイプかい?」

一見、鼻につくいいようだが、彼の表情が物語っている。
どこか悲しそうな顔をしているのだ。



これは心理的にもしかすると、こうなのかもしれない。
本当は泥臭い接近戦の、ドガボカする戦いを好んでいるのかもしれない。
だがしかし、名前というのは、親からの贈り物”ギフト”であり、あるいは呪い”カース”ともいう。




ハナレという名前が、自分の潜在意識の中で常に在るのであった場合、その生きざまになってしまうことがある。
だからこそ、彼は接近戦が無意識の中でできずに・・離れて戦うことが存在意義になってしまう部分があったのだ。




しかし、彼は言わない、決してそんなことは。
自分を否定してしまうからね、人間そんなことはしたくないはずだ。人は自分を一番理解している。
だからこそ、接近戦をやってしまうと自分を否定することになる。と彼の心の中は言っている。





別にそれでもいいじゃないか、と僕は思った。
それを貫いてほしい。けど君は、泥臭いと言いつつもそんな顔をするものだから、ずっと気になっているんだ。

どれくらい気になるか・・ドーナツを食べた後にオレンジを食べるとより酸っぱく感じるのはなぜか?
その程度さ。






だけど僕は、全力で君を倒す、と思ったんだけどやっぱり半分の力にした。

育成の中のトリミアンの咬ませ犬になってもらった。実際には犬じゃないし、鳥だから
咬ませ鳥と名付けよう。むしろこっちが犬さ。

けどどうでもいい。


あぁ
可愛い鳥じゃないか、きっと君の心の奥底はそんなちっぽけな弱いままさ。
なんだって、自分を受け入れることはせず、そんな悲しい顔をするのだから。

でも容赦はしない、きっと君は強くなる。
そのヤヤコマをファイアローにして、またかかってこい。

まってるぞ。

彼はこんな風に言った。
ポケモンたちが怖いと。

違うのさ、ハナレ。君が怖いのは、自分自身の名前を受け入れすぎて、接近戦ができなくなっているということさ。
ギガインパクト打ちたいだろ?


だけど、はかいこうせんもある。

使いようさ、技の使いようで、君はもっと強くなる。
だからそんな顔をするな。

ポケモンたちは泣くぞ、君がそんな顔をしていたらな。


というわけで、倒した。
倒してしまった。あんな悲しい顔のトレーナーを倒す意味があるのかと自問自答するが、まぁいい。
いちトレーナーであれば、こっちもそれなりに戦わねば失礼というもの。


勝ったおわびに、きんのたまをくれるなんて、やはりエリート志向なのか。

こうして、彼との対話は終わった。




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