
これは何かと生まれた意味。それがキャラクター
絵を描いていると、ふとした瞬間に「これは何だろう」と思うようなキャラクターが生まれることがあります。
最初から考えて作ったわけではないのに、線を引いているうちに自然と姿が現れてくる。そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
今回描いたイラストも、まさにそんな感覚から生まれたものです。
女の子の後ろには、丸い不思議な生き物のようなものが並んでいます。
特別な設定を考えていたわけではありません。ただ、ペンを動かしているうちに、気づけばそこに存在していました。
絵を描くという行為には、こういう面白さがあります。
頭で考えて作るだけではなく、手を動かしているうちに世界が広がっていくのです。
とくに、シンプルな線で描くとその感覚はより強くなります。
細かく描き込みすぎると、「こうしなければいけない」という意識が強くなってしまいます。
でも、ラフな線やシンプルな形で描くと、もっと自由になります。
丸を描く。
目を描く。
少し動きをつける。
それだけで、そこにキャラクターが生まれる。
小さな存在だが、大きい印象を与える
それはとても小さな存在かもしれませんが、その小さな存在が絵の世界を少し広げてくれるのです。
マスコットのようなキャラクターは、その典型かもしれません。
かわいいマスコットというのは、必ずしも複雑なデザインである必要はありません。
むしろ、シンプルな方が想像の余地が生まれます。
見る人が「この子は何だろう」と思うことで、そのキャラクターに物語が生まれる。
描いた人だけでなく、見る人の中でも世界が広がっていくのです。
これは、絵の面白いところのひとつです。
完成された設定がなくてもいい。
ストーリーがなくてもいい。
ただ、そこにキャラクターがいるだけで、絵の世界は少し豊かになります。
そして、こういう小さなキャラクターは、描く側にとっても楽しい存在です。
難しい構図や、完璧なデッサンを気にしなくてもいい。
思いつくままに線を動かして、気軽に描くことができます。
自分のオリジナルキャラを作ってみる。
その自由さが、絵を描く楽しさを思い出させてくれることもあります。
絵を描くことは、必ずしも「すごい作品」を作ることだけではありません。
小さなキャラクターを一つ描くことでも、そこには立派な創作があります。
むしろ、そういう気軽な落書きの中から、新しい表現が生まれることもあります。
今回の絵も、そういう感覚の中で描いたものです。
女の子と、不思議な生き物たち。
特別な説明はありませんが、そこには小さな世界が存在しています。
もしこの絵を見て、少しでも「かわいいな」と思ってもらえたり、「こんなキャラクターを描いてみたいな」と感じてもらえたら嬉しいです。
シンプルな線から、世界は広がります。
そして、そこから生まれる小さなマスコットは、絵を描く楽しさを思い出させてくれる存在なのかもしれません。
なんとなくできたような絵も、自分にとって大きな存在になるし、また書きたくなるのですな。