
ふと朝に思ったことを募っていきます。
芸術とは絵もそうですし、音楽や、陶芸などたくさんのものがあります。
その中で、絵を描き始めたのは、ただ「好きだから」という理由だけで筆を握っていて
趣味の延長で、気が向いたときにキャンバスを広げていただけだった。
けれど、その小さな入り口は、いつの間にか私の人生の大きな軸へと変わっていきました。
色を置くたび、線を引くたび、不思議と胸の奥が満たされて
描くという行為は、いつしか私にとって「生きている実感」そのものになっていたということ。
そして気づけば、私は“自分がここにいた証”を残したいと願うようになっていた。
絵は、時間が経っても消えない。
見る人がいる限り、そこに息づき続ける。
たとえ私がいなくなったとしても、世界のどこかで、私の描いた色や光が誰かの心に触れ続ける——
そのことが、ものすごく尊く思えた。
だから描き続けているのかもしれない。
自分が生きた証を、静かに、着実に積み上げていくために。
そして、もうひとつ大切にしていることがあって。
絵を見てくれた人が、ほんの数秒でも私の世界に触れてくれるということ。
数秒であっても、その人の人生の一部の時間をいただいている。
その“時間”は取り返しのつかないもの。
戻らない、積み重ねられていく、かけがえのないもの。
その一瞬を私の絵に向けてもらえるというだけで、本当にありがたいと思います。
そして、そのわずかな時間の中で、もしも心が震えたり、
美しいと思ってくれたり、
なんとなく胸が熱くなったり——
そんな“感動”が生まれたら、それは私にとって何よりの幸せ。
誰かの貴重な時間を使って、私の世界に足を踏み入れてもらえている。
それがどれほど素晴らしいことなのか・・
言葉では言い尽くせないけど
その価値を思うだけで、今の私の心は満たされていきます。
だから私は描き続ける。
今日も、明日も、これから先も。ペンが握れるまで。
誰かの一瞬を、少しだけ温かくするために。
そして、自分が生きていた証を静かに残すために。
私の絵を見て感動していただければ幸いですし、思いを届けたいですね。