
ペン水彩 描き方 基本考え方
水彩画用紙はいろいろあるんですが、ペン画を描くには細目が使いやすいと思っています。
中目、粗目だとペンがひっかかってかすれてしまうので、ペンで描こうとするとやっぱり細目がオススメです。
ペンと水彩、水彩はとくに雰囲気が大切です。
1.1 ペン水彩 描き方 役割分担
結論から言いますと、ペン水彩は「役割分担」がすべてです。ここを理解するだけで作品の完成度が大きく変わります。
なぜなら、ペンと水彩は得意なことがまったく違うからです。どちらも同じように使うと、にじみや違和感が出てしまいます。
ペンの役割は次の通りです。
・形を決める
・影を作る
・立体を強調する
・線の強弱で奥行きを出す
一方、水彩の役割はこちらです。
・光を足す
・空気感を出す
・やわらかさを加える
・色の雰囲気を整える
たとえば今回のような木と人物の構図では、木の幹の影や人物の輪郭はペンで作ります。
水彩は葉の透明感や空気のやわらかさを出すために使います。
「ペンで骨組み、水彩で息を吹き込む」と覚えてください。これが基本です。
1.2 ペン水彩 描き方 順番
結論として、ペン→乾燥→水彩の順番が安全です。
理由は単純で、乾いていない状態で水をのせると線がにじむからです。特に水に弱いペンを使う場合は注意が必要です。
基本の流れは以下の通りです。
- 下描きを軽く描く
- ペンで清書する
- 完全に乾かす
- 薄い色から水彩をのせる
- 最後に影や濃い色を足す
急いで色を塗ると失敗しやすいです。5分でもいいので乾かす時間を作ってください。
順番を守るだけで、失敗は半分以下になります。
ペン水彩 描き方 7つコツ
2.1 ペン水彩 描き方 下描き
結論は「下描きは軽く」です。
理由は、線が多いとごちゃつくからです。ペン水彩はシンプルさが命です。
下描きのポイントは次の通りです。
・大きな形だけ描く
・細部は描き込まない
・影の位置を意識する
今回の絵のように、木と人物を配置するだけで十分です。細かい葉は後で描きます。
下描きを減らすと、仕上がりがすっきりします。
2.2 ペン水彩 描き方 線強弱
結論は、線に強弱をつけることです。
なぜなら、すべて同じ太さだと平面的になるからです。
やることは簡単です。
・手前は太く
・奥は細く
・影側は強く
人物の外側や木の手前部分は少し太めに描きます。遠くの木は軽い線で描きます。
これだけで奥行きが生まれます。
2.3 ペン水彩 描き方 影作り
結論は、影はペンで作ることです。
水彩で濃くしようとすると重たくなります。ペンで影を入れると、透明感が残ります。
影の入れ方は以下の通りです。
・斜線を使う
・影の方向を統一する
・暗い部分を絞る
今回の人物の背中や木の幹の下側に影を入れると、立体感が出ます。
影を制する者がペン水彩を制します。
2.4 ペン水彩 描き方 水量調整
結論は、水をつけすぎないことです。
水が多いと、にじみすぎて線がぼやけます。
意識することは次の通りです。
・筆の水を一度ふき取る
・薄い色から塗る
・一気に広げない
葉の部分は軽く色を置くだけで十分です。
水は少なめが基本です。
2.5 ペン水彩 描き方 余白活用
結論は、塗らない勇気を持つことです。
全部塗ると重くなります。余白が光になります。
意識する点は次の通りです。
・空を塗らない
・地面を一部だけ塗る
・白を残す
今回の絵も、背景を白く保つことで静けさが生まれています。
余白は立派な表現です。
2.6 ペン水彩 描き方 色数制限
結論は、色は少なくすることです。
色が多いとまとまりがなくなります。
おすすめは次の通りです。
・緑1〜2色
・茶色1色
・アクセント1色
今回のように緑と青だけでも十分きれいです。
色を減らすと世界観が整います。
2.7 ペン水彩 描き方 光演出
結論は、最後に光を意識することです。
どこから光が来ているかを決めると、絵が完成します。
やることは次の通りです。
・光の方向を決める
・影を逆側に入れる
・明るい部分を残す
光を決めるだけで、物語が生まれます。
ペン水彩 描き方 まとめ
結論として、ペン水彩は「引き算の表現」です。描き足すよりも、役割を分けて整えることが成功の近道になります。
ここまでの大切なポイントを整理します。
・ペンは形と影を作る
・水彩は光と空気を足す
・順番はペン→乾燥→水彩
・影はペンで作る
・水は少なめに使う
・色は増やしすぎない
・余白を恐れない
なぜこれが大事かというと、ペン水彩は「透明感」が魅力だからです。塗り重ねてごまかす技法ではありません。線と色が調和してこそ、やわらかい世界が生まれます。
今回のような静かな風景でも、
・影を入れる位置を決める
・光の方向を意識する
・色を絞る
この3つだけでも完成度は大きく上がります。
難しく考える必要はありません。まずは小さな紙で試してください。木を一本、人物を一人描くだけでも十分な練習になります。
「ペンで骨組みを作り、水彩で息を吹き込む」
この考え方を忘れなければ、必ず上達します。
今日一枚、描いてみませんか。
積み重ねが、やがて自分だけのハーモニーになります。